窓に水たまりあふれて 空が泣き出しそう

溺れていく日常の中 瞼の裏冷たい





長い夜ひとり越えて
                ため息で消した 朝の音


取り戻せない ズレた時間は




    もう





   巻き戻せない























      君 が い な い     幻 に な っ た 日 々







               気 づい たの








             君が      いない








       「サヨナラ」  と
                             言わないまま





              ひとり きりに      しないで








2004.07.01

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